食道がんは初期の段階では自覚症状はほとんどありません。
その後症状が進むと、食べ物を飲み込んだ時にかすかな違和感を感じたり、しみるような感覚があります。
もう少しガンが進行すると、今度ははっきりと飲み込む時に食べ物がつっかえたりするのを感じます。
柔らかい食べ物ではまだ大丈夫ですが、ある程度硬さのあるものですと明らかに抵抗感を感じ始めます。
症状が進むと今度は水を飲むことも難しくなります。
さらにガンが進行していくと、今度はいろいろな身体の部分への影響が出てきます。
食事でむせるような咳が出て血液が混じったり、また声がかすれて声を出しにくくなったりします。
それ以外にも胸や背中に痛みを感じ始めることもあります。
食道がんの治療方法としては治療症状によって変わってきます。
まずは他のガン同様に外科治療として、癌そのものを切除する方法です。
また早期発見の場合には、内視鏡的粘膜切除が行われます。これは内視鏡を利用して内側から切除する方法です。
これ以外には抗がん剤治療があります。これは血液の流れを利用して全身の癌細胞を殺すことが目的の治療方法です。
食道がんは初期の自覚症状がない分早期発見が難しいので、積極的に人間ドッグなどを受けることが大切になってきます。
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