現代社会で起きる様々なストレスから心の病気にかかる人が増えています。なんと、日本では身体のどの病気よりも患っている人が多いようです。
心の病気は家庭や学校、職場にも大きな影響を与えます。それにも関わらず、身体の病気に比べて適切に治療を行っていない人が多いのが現状です。これには自分で病気だと自覚していないという問題が指摘されています。
心の病気を理解すること、自覚することは案外難しいです。それは、脳が今の科学では解明できないほど複雑な臓器で、身体の病気のようにレントゲンや血液検査等では診断することができないからです。目に見えないものなので、判断することが非常に困難です。また、ストレスや心のバランスの乱れというものは健康な人でも起こります。ですから、どの段階で病気と判断して良いのか分かりにくくなっているのも、本人が心の病気だと自覚できない理由の一つです。
ただし、早く病気に気づいて早めに適切な治療を行えば、心の病気は改善します。メンタルヘルス対策を支援している「こころのあんしんプロジェクト」というサイトを利用すると、自分の心の健康度をチェックすることができます。ぜひ一度やってみるといいです。もし、チェックして、自分が心の病気になっている可能性があったら、すぐに相談窓口を利用する等して早めに対処しましょう。「心の病気に罹ってしまった時はどのようにしたらいいのか」も詳しく載っているので参考にもなります。
心の病気は特に成人が多く、中でも職場環境が影響で患ってしまうようです。こころのあんしんプロジェクトは企業向けのサイトでもあるので、自分はもちろん、他の従業員のためにもこちらのサイトを利用して、今の自分の会社はきちんとメンタルヘルス対策されているか等もチェックしておくといいかもしれません。