病気と症状「水ぼうそう(水痘)」

いろいろな病気と症状  |

水ぼうそうは水痘(すいとう)とも呼ばれる子供に多い病気の一つです。季節的には11月から7月に多く見られます。
水ぼうそうの原因は水痘・帯状疱疹ウイルスへの感染です。このウイルスは大変感染力が強く、飛沫・接触・空気感染により人から人へと感染します。

潜伏期間は2週間から3週間で、感染してもすぐには症状が出ません。
水ぼうそうの症状は強いかゆみを伴った全身に広がる発疹と発熱です。最初虫さされのような赤い発疹が現れ、半日ほどで全身に広がります。稀に口の中やまぶたに出来ることもあります。発疹は一日経つと中に水を含んだ水泡になります。1週間ほどで水泡は自然に潰れ、かさぶたになります。またごくまれに脳炎や肺炎を起こすこともあるので注意してください。集団保育や学校に通っている子供は水ぼうそうにかかったら他人への感染予防のため通学を控えます。水泡が全てかさぶたになれば感染力が無くなりますので通園・通学も可能になります。

また水ぼうそうは子供の病気とされていますが大人がかかるケースもあります。女性が妊娠期に感染した場合、お腹の胎児にもウイルスが感染します。生まれてすぐには症状は見られませんが、生後1年ごろに突然、帯状疱疹を発症するケースもありますので注意が必要です。

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