頻尿の原因には加齢､冷え､ストレスなど様々なものがあり､また膀胱や前立腺などの重篤な病気の前兆である場合も少なくありません｡
頻尿の自覚症状を感じたら､まず医師の診察を受けることが第一ですが､そこでも体の異常が見つからない場合は､生活習慣や食習慣の改善を試みることで大きな効果が得られることがあります｡

頻尿の改善法はその原因によって異なりますが､どのケースでも大事なことは体を冷やさないことです｡
そして､夜間頻尿に悩む人であれば夕方以降の水分量を抑えること､逆に膀胱炎などの細菌による炎症の場合は､水分をいつもより多めに摂るようにしてしっかり排尿することが重要です｡
また､細菌感染を防ぐのに効果的な食物には､高い抗酸化作用を持つリコピンが多く含まれた完熟トマトや赤ピーマン､イチゴなどがあります｡

そして最近､話題になっているのが｢骨盤底筋体操｣です｡
骨盤底筋とは尿道や肛門を開閉する筋肉群の総称で､この体操では意識的に肛門や尿道に力を入れたり緩めたりします｡
イスに座ったり､仰向けで寝転んだり､自分にあった体勢で行います｡

この他に､喫煙や行き過ぎた飲酒などの習慣も､頻尿を助長する一因になり得るということです｡
また､心因性のストレスなどが原因の場合は､あまりトイレを意識しすぎないことが何よりの治療法であると言われています｡
自分でできることから改善して､辛い症状が落ち着いてくれたら嬉しいですね｡