動悸とは、普段意識しない心臓の拍動を不快なものとして感じる症状のことです。
怖い映画などを見たり、運動したりして起こるドキドキは日常茶飯事のことですので、危険なことはありませんが、時に重大な病気によることもあります。
症状がでる理由には様々な原因が考えられます。
日常生活から考えられる原因には、過剰な緊張状態や興奮があります。
これは自律神経の働きによって、体が興奮状態になり起こる生理的反応で、基本的には心配いりませんが、安静時にも関わらず症状が出ている場合は検査を受ける必要があります。
またお茶やコーヒーに含まれるカフェイン、アルコール、ニコチンには自律神経を刺激し、血圧を変化させ脈拍を変化させる作用があり、動悸の原因となります。
動悸の主な原因は不整脈や狭心症、心筋梗塞などの心臓病と言われていますが、若い女性に多いバセドウ病やうつ病、血糖値の異常な低下によって引きおこされる低血糖症なども動悸を伴う疾患になります。
女性の場合、更年期や妊娠中などの女性ホルモンの分泌量によっても起こると言われています。
発作が起きた場合は、楽な姿勢をとり治まるかどうか確認し、もし動悸だけでなく胸の痛みや呼吸困難を伴う場合はすぐに病院で診察を受けることが重要です。